2012年4月2日月曜日

カラスのクルミ割り・東京の場合

カラスが車を利用してクルミの実を割らせるという話はよく知られていますが、クルミを堅い地面に落として割るという行為はもっと一般的で、全国的に見られる行動です。東京都内での観察例は今までまとまって報告されたことがありませんでしたが、このたび日本野鳥の会東京の機関誌『ユリカモメ』20123月号(№677)に、ある程度まとまった形で発表されました。〔地図参照〕
この件については、同会研究部のMLに観察事例が報告されると、いくつもの過去の事例が次々と出され、皆さんが日ごろから興味を持っていたことがよくわかったそうです。やはりカラスは「人気者」ですね。
報告のタイトルは「東京都内でのカラスのクルミ割り行動」、報告者は青梅自然誌研究グループの御手洗望さん。このたび同会の研究部HPにその記事がアップされましたので、ぜひご覧ください。(川内博)

なお、発表された地図には、その後次のような訂正がありますので、ご注意ください。
誤::ハシボソの貝落とし:ハシボソの車によるクルミ轢き割らせ
正:ハシボソの貝落とし:ハシボソの車によるクルミ轢き割らせ
日本野鳥の会東京・研究部HPhttp://homepage2.nifty.com/tokyo-birdstudy/