8月26日付「都市鳥最新情報」に中央道談合坂SA上り線(山梨県上野原市)のツバメの塒の記事が出ましたが、ここは私の観察エリア内にあり、高速を利用せずに観察できるため、あわせて周囲のツバメの生息状況も観察しています。
私がこのSAの塒を観察しはじめたのは昨年からですが、昨シーズンは2回、今シーズンは4回観察(夕方と早朝の2回づつ)しています。以下、簡単ですが、その観察結果の概要です。
1.ツバメが就塒のためSAに多数飛来しはじめるのは、晴天の場合、ほぼ日の入り時間から始まり、その後、約30分でだいたい落ち着く。
2.ツバメが就塒に利用しているのは、街路樹のケヤキ(上野原市の市木)で、最大15本が利用されていた。
3.就塒木の核となる木が3本あり、ツバメの就塒前にスズメが先に塒入りしていて、この木を中心にツバメが塒入りしていく。
4.SA内で就塒しているツバメの数は、私の試算では2,000から3000羽程度。
5.就塒後も、何かをきっかけに、多数が飛びまわることもあるが、サギの冬塒のように一度に全羽が飛んでしまうことはなかった。
6.出塒は、天文薄明が始まる前にすでに出ていくものもあり、星空高くから鳴き声が聞
こえる。
7.出塒のピークはサンプル数が少ない(2回)が、晴天の場合、日出時間の約25から20分前で、出塒方向は南に向かうものが大多数。
8.出塒後、南方約1kmに位置する大野貯水池のある上野原市大目集落では300羽前後の「出塒後集合」が見られるが、時間の経過とともにツバメは分散していく(ここでは夕方、「就塒前集合」も見られる)。その他、上野原市内には、50羽から300羽くらいの「就塒前集合」の場所が複数あり。
9.イワツバメ、ショウドウツバメの観察記録もあるようだが、SAエリア内では私は観察していない。
晴天の場合、日入後15分から25分経過したくらいが、ツバメの群飛のピークで、なかなか壮観です。8月から9月上旬にかけて、中央道を利用される方は、是非一度ご覧いただければと思います。 東京方面は夏休み中の夕方は、ここから先が必ず渋滞しているので、ここでツバメを観察しながら休憩して、ツバメが落ち着いた頃出発すると、渋滞が解消しているかもしれません。
(朝比奈邦路)私がこのSAの塒を観察しはじめたのは昨年からですが、昨シーズンは2回、今シーズンは4回観察(夕方と早朝の2回づつ)しています。以下、簡単ですが、その観察結果の概要です。
1.ツバメが就塒のためSAに多数飛来しはじめるのは、晴天の場合、ほぼ日の入り時間から始まり、その後、約30分でだいたい落ち着く。
2.ツバメが就塒に利用しているのは、街路樹のケヤキ(上野原市の市木)で、最大15本が利用されていた。
3.就塒木の核となる木が3本あり、ツバメの就塒前にスズメが先に塒入りしていて、この木を中心にツバメが塒入りしていく。
4.SA内で就塒しているツバメの数は、私の試算では2,000から3000羽程度。
5.就塒後も、何かをきっかけに、多数が飛びまわることもあるが、サギの冬塒のように一度に全羽が飛んでしまうことはなかった。
6.出塒は、天文薄明が始まる前にすでに出ていくものもあり、星空高くから鳴き声が聞
こえる。
7.出塒のピークはサンプル数が少ない(2回)が、晴天の場合、日出時間の約25から20分前で、出塒方向は南に向かうものが大多数。
8.出塒後、南方約1kmに位置する大野貯水池のある上野原市大目集落では300羽前後の「出塒後集合」が見られるが、時間の経過とともにツバメは分散していく(ここでは夕方、「就塒前集合」も見られる)。その他、上野原市内には、50羽から300羽くらいの「就塒前集合」の場所が複数あり。
9.イワツバメ、ショウドウツバメの観察記録もあるようだが、SAエリア内では私は観察していない。
晴天の場合、日入後15分から25分経過したくらいが、ツバメの群飛のピークで、なかなか壮観です。8月から9月上旬にかけて、中央道を利用される方は、是非一度ご覧いただければと思います。 東京方面は夏休み中の夕方は、ここから先が必ず渋滞しているので、ここでツバメを観察しながら休憩して、ツバメが落ち着いた頃出発すると、渋滞が解消しているかもしれません。
観察日:2011.8.23(夕)、9.12 (夕) 2012.8.10(夕),8.16(朝),8.21(朝),8.22(夕)
SA内で就塒中のツバメ、後方はSAのガソリンスタンド。(2012.8.21 04:05撮影)