2012年10月25日木曜日

カラスのクルミ割り・情報をお寄せください

 秋が深まり、野山にクルミが実るころです。10月20日(土)、新潟県南魚沼市六日町の町なかを歩いていたところ、ハシボソガラス1羽が、側溝のふたの間から丸いものをくわえて、車道上の電線に止まりました。車が何台か通り過ぎたあと、電線の1羽と近くで待機していた1羽の2羽が道路に降りて、小さな黒っぽいかけらをさかんにつついていました。
 路上の2羽は車が接近しても飛び立たず、食べるのに夢中といった感じで、車がすぐ近くまで来て、やっとかけらをくわえて、地面を歩いて車を避けるといった行動でした。
我々人間が近づくと、さすがに飛んで逃げましたが、くちばしにはしっかり黒っぽいかけらをくわえていました。
 黒っぽいかけらの正体はクルミの殻で、カラスにとって、クルミの実はお菓子のような魅力的なものと思われます。













今回の観察では、クルミが落下により割れたのか、車に轢かれたのかはわかりませんでしたが、カラスのクルミ割りについて、各地の状況をぜひご報告ください。
(川内博)