2012年11月29日木曜日

駅前のハクセキレイのねぐら

駅前のロータリーなどの街路樹にハクセキレイがねぐらをとることはよくあります。たとえば、会の事務局のある埼玉県和光市の最寄りの駅は、東武東上線・東京メトロが乗り入れる和光市駅。この南口には、周年、数10羽~200羽程集まる常緑樹(カシ)があり、今の時期だと夕方5時~530分くらいの間に、周辺の建物の上に集まった群れが次々にねぐらに入っていきます。ねぐら入りの時間は20分くらいですので、ちょうどその時間でないと、そこにねぐらが形成されているかわからないものです。

 JR中央線三鷹駅は、夕方よく歩きますが、北口を利用することがほとんどで、ハクセキレイの声はほとんど聞いたことがありません。しかし、1127日、たまたま南口を510分ごろ通ると、イルミネーションに装飾されたケヤキ〔写真〕に集まるハクセキレイの群れを見つけました。最近各地でこの種の街路樹を見かけますので、そんな環境を利用するか否か興味を持っていたところでした。観察結果は、ケヤキの下部の葉がまだ残っている部分を使っているということで、あまり興味のあるようなものではありませんでした。

来年は「駅を利用する鳥」(仮題)というコンセプトで、新しい調査を予定しています。都市鳥と駅、どんな研究になるか、ご期待ください。とともに、この時期のハクセキレイのねぐら情報をお寄せください。