2013年2月11日月曜日

柴又・帝釈天の参道でイソヒヨドリ♀を観察

 2月11日、葛飾区柴又の帝釈天へ観光に行ったところ、参道にある天丼で有名な大和家隣の路地でイソヒヨドリ♀と出会いました。
 この日は祝日ということもあって、たくさんの人で大賑わいの参道でしたが、参道脇の路地に1羽の鳥が舞い降りるのが目に入りました。おやっと思ってよくみるとなんとイソヒヨドリの♀。写真を撮ろうと近づくと、地面に落ちているなにか食べ物をつまんでさっと屋根に飛び上がり、すぐにアンテナに飛び移ったかと思うとどこかに飛び去りました。
 イソヒヨドリは、今まで観察されていた磯から遠く離れた内陸の都市やダムサイトでも見られるようになっており、都市進出が注目されている鳥です。しかし、東京23区内では目撃例が少ないような感じていますが、やはり徐々にあらわれているのではないかと実感しました。

柴又・帝釈天参道のイソヒヨドリ
 実際、最近会員になった和田祐治さんからも、足立区中川5丁目の旧日立工場跡地(土壌改善作業のため中には入れない)に現れたイソヒヨドリ♂の写真が送られてきました〔写真〕。「散歩中4回ほど確認され、クリスマス照明の建造物が撤去されてから見ませんが、施設内にいるのではないかと思います。」というコメントが付けられています。これから23区内でも目撃例が増加するのではないかと思っています。
(柴田佳秀)

足立区中川5丁目のイソヒヨドリ♂(撮影:和田祐治さん)