2013年3月5日火曜日

日本の自然誌の鏡・『かわせみ』発刊50号記念号に寄せて

東京の大河多摩川の支流・浅川の流域をフィールドとして野鳥観察を続ける「八王子・日野カワセミ会」から、会報『かわせみ第50号』2013年春号・発刊50号記念号が送られてきました。1985年に会が発足し、1988年から会報が年2回出されて、ついに50号の節目を迎えたといううれしい春の便りです。
『かわせみ』誌の優れている点は、毎号、至近で実施された調査が、データも併せて、いち早く掲載されていることです。これらのデータは、年を経るごとに、量が増すごとに、大きな力となっていくことは間違いなく、日本の自然誌にとって貴重な財産となるでしょう。しかも、これらのことがアマチュアの力によって運営・発行されていることも、誇るべきことと思います。
都市鳥研究会事務局には、毎号寄贈されていますので、会員の方にはリクエストがあればお貸しします。なお、この記念号には、会を代表して「鳥相の変化の意味するところは…森の鳥が定着する東京都心部」という一文を特別寄稿させていただきました。
『かわせみ第50号』はA4判・115ページ・一部カラー写真掲載
(川内博)