2014年8月6日水曜日

わが家にイソヒヨドリが・日本鳥学会大会自由集会への表敬訪問か?

わが家(都市鳥研究会事務局を兼ねる)は、東京23区の練馬区に隣接する、埼玉県和光市のマンション団地一角の9階角部屋。7月30日、自室でデータ整理をしていると、隣室から日ごろ耳にしない小鳥のさえずりが聞こえてきます。女房が外国産鳴禽類のCDでも聞いているのかと気にもしていませんでしたが、隣室に行くと誰もいず、声は外から聞こえてきます。はて?!と、注意深く外を見ると、中型の鳥が外に開いていた台所のドアの上に。そこで初めてイソヒヨドリと気づきました。
網戸越しにまずは1枚〔写真〕、別の部屋から撮ろうとしたら逃げて行ってしまいました。
雄で、完全な囀りではなく、ぐぜるような歌でしたので、若鳥だったのかもしれません。その23日まえから、聞きなれない大きな声が階下から聞こえていて気にしていたところでした。
今年の日本鳥学会大会時の自由集会での大きなテーマが「イソヒヨドリの内陸への繁殖分布拡大の要因を探る」です。“磯ひよどり”だった日本のイソヒヨドリが“国際標準化”の波にのって()、山間のダムに出現したり、市街地で繁殖したりということが続いています。これからも思わぬところでイソヒヨドリとの出会いがあると思います。
その他の自由集会での発表予定は「東京地方におけるエナガの生態変化について」、「ツバメの人工巣による営巣場所移動と落下防止」ほかです。

ところで、わが家のイソヒヨドリの声はその後付近でも聞けませんが、今後どのような展開になるのか楽しみです。 (川内 博)