2015年8月14日金曜日

東武東上線沿線のムクドリの「駅前ねぐら」・第1報

東京・池袋から北西・埼玉県方面へと走る東武東上線。当会の事務局最寄り駅の和光市駅はその途中にありますが、ここ数年、この沿線でのムクドリのねぐらを調べています。
池袋から和光市駅の次の朝霞駅までは、駅前または周辺にムクドリのねぐらはありませんが、その次の「朝霞台駅」はJR武蔵野線の「北朝霞」との乗換駅で、2000年代に入り3,000羽クラスのねぐらができ、増減はみられますが定着しています。
次の「志木駅」には1990年代に3,000羽クラスがあり、大トラブルが発生し、いまも1,000羽クラスのねぐらが継続しています〔写真〕。その先の2駅にはねぐらはなく、
次が「鶴瀬駅」。以前は駅前のケヤキの大木にねぐらしていたのが伐採され、いまは500mほど離れた「ダイエー」の駐輪場に3,000羽クラスが。その先の「ふじみ野駅」は、昨年10月には1万羽を数えましたが、今年8月時点では1,000羽クラス。その先2駅にもねぐらはなく、次が「川越駅」。ここはJR川越線との乗換駅で、かつては5,000羽以上を数えていましたが、今年は3,000羽程度。現在のところ調査はここまでです。〔数は、いずれも目視による推定〕

ところで、興味あることが2つ。ひとつは、今年はねぐら入りの時、いわゆる“ムクドリ玉”をつくらず、次々となだれ込むように入ること。もう一つは、同じ池袋を始発とし、ほぼ同じ埼玉県方面へと走る西武池袋線では、「本川越駅」以外では駅前ねぐらが知られていないこと。まだ調査途中なので、確定したことではありませんが、皆さんの地域ではいかがでしょうか。
(川内 博・桂子)